なぜ名選手が必ずしも名監督にならないかというと、指導者になると新たな勉強が必要になるからです。
選手時代には自分の感覚だけでプレーしても成功できる。
でもその感覚はそのまま他人には教えられないんですよ。
だから僕も選手に教えるときに『こんな感覚だよ』という言葉は絶対に発しないようにしています。
それだけは避けています。
「『無名』から這い上がった38歳、楽天・平石監督の強み」
https://news.yahoo.co.jp/feature/1270
Yahoo!ニュース 2019/3/21付記事 より引用
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お読みいただいている皆さんの中にも、異動、転勤、退職、転職などなど、動きがある方もいらっしゃることかと思います。
また、来月からそういった方々を受け入れることになる方、昇進して管理職になられる方、起業して事業を始められる方、会社を引き継いで社長になられる方もいらっしゃるかもしれません。
おそらくそういった皆さんは、現場仕事で非常に優秀で、結果を残してこられた方。
だからこそ昇進されたり、自信を胸に独立されたりということだと思います。
ところが、現場で優秀だとされた方が、管理職や経営者になった途端、うまくいかなくなるという話も聞いたりします。
もちろんそうでない方もたくさんいらっしゃいますが。
引用文のプロ野球 楽天イーグルス平石監督は、ドラフト7位(最下位)入団で、入団から現役引退するまでの通算7年間の成績は、ヒット37本、本塁打1本、打点10。
いわば無名の選手だったんですね。
だからこそ、失敗やできないことへの理解が深いのかもしれません。
指導者になると新たな勉強が必要になる。
胸にズシンと響く言葉でした。
この春の皆さんの変化が、より良いものになりますように。