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令和2年3月13日 文明の歴史と感染症

皆さん、こんにちは。

昨日の新聞で、文明の歴史と感染症について長崎大熱帯医学研究所 所長 山本太郎氏の記事がありましたので少しご紹介します。

ユーラシア大陸の感染症の免疫を持っていなかったがためにスペイン人に滅ぼされたインカ帝国の例を挙げ、「多くの感染症を抱えている文明と、そうでない文明を比べると前者の方がずっと強靭だった。」とし、感染症については撲滅よりも『共生』『共存』を目指す方が望ましいと信じるとしつつも一方で医師として、目の前の患者の命を救うために抗生物質や抗ウイルス剤の使用により薬の効かない強靭な病原体を生み出す可能性があるジレンマの解決は容易ではないと述べています。

新型コロナウィルスについては、世界中に広がっていくなかで弱毒化が進み、長期的には風邪のようなありふれた病気の一つとなる可能性と、1918年に流行したスペイン風邪のように強毒化する可能性も否めないとしています。

目指すべきことは、被害を最小限に抑えつつ、私たち人類が集団としての免疫を獲得すること、新型コロナウィルスは被害それ自体より、『感染が広がっている』という情報自体が政治経済や日常生活に大きな影響を与えていることが、現代的変化だと述べています。

― 新型コロナウィルスの一日も早い終息を祈るばかりです。―

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